農家向けBtoB-EC、「アクションリンク」でリピート売上38%増
- 導入前
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課題に感じていること
- リピート率が把握できない
- 顧客の購入傾向がわからない
を選んだ理由
- 導入コストが少なく、画面も直感的で使いやすい
- 営業の代替手段としてメールで顧客との信頼関係を築ける
- 導入後
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「アクションリンク」導入で
得られた効果- カゴ落ち商品の案内、売れ筋ランキングが配信できる
- 季節ごとのニーズに応じたメールが配信できる
- 決まった時期に売れる商品に対してリマインドをかけ売上に繋げられる
農機具や肥料をインターネットで販売するサイト「アグリズ」を運営する株式会社藤原農機(本社和歌山県、藤原太一社長)は、2025年1月にアクションリンクを導入し、売り上げとリピート率の大幅な向上を実現しています。2025年には、前年同月比で売り上げが38%増加した月もあったといいます。
主な顧客は、農業を営む個人事業主
株式会社藤原農機が運営するECサイト「アグリズ」は、農協などの実店舗では物理的に難しい、豊富な品ぞろえを実現しています。倉庫を活用することにより、農家の多様なニーズに応えられ、幅広い商品ラインアップを実現しているところが強みです。月間の購入件数は、夏の繁忙期になると、通常期の2倍以上の1万件にもなります。

リピート率や購入傾向といった、顧客の行動が把握できていなかった
アクションリンクの導入により、既存顧客に対して、閲覧履歴や購買データに基づくレコメンドや、カゴ落ち商品の案内、売れ筋ランキングの紹介などを、メールで送れるようになりました。草刈り機を購入した顧客のうち89%が1年以内に替刃を再購入しているというデータも、同ツールによって明らかになったんです。
こうしたデータを基に、季節ごとのニーズに応じたメールマガジンや販促メールを配信するようにしたところ、サイトへのアクセス数が向上。リピート購入にもつながっています。
藤原農機のECでは特に、草刈りが始まる3月頃からの購入が多いです。その後は、替刃や除草剤など消耗品の需要が高まっていきます。
1年に1回、決まった時期に購入されることが多い商品については、過去の購入履歴を基に、前回の購入から330日後に「昨年この商品を購入されました。今年もいかがですか」といったリマインドメールを送信し、再購入を促すようにしています。このようなメール施策は、顧客の利便性向上と、同社の売り上げ確保の両方に貢献しています。
延長保証の充実も
購入後に1年間の保証が付く農機具について、「もう1年保証を延長しませんか」という案内もメールで送れるようになりました。今後はこうしたリピート促進施策をさらに充実させていく方針です。
アクションリンクは、導入コストが少なく、画面も直感的で使いやすいです。特に、あらかじめ設定された「鉄板シナリオ」を活用することで、施策設計の負担が軽減され、売り上げに対する効果が早期に現れるようになりました。